デジタルトランスフォーメーション(DX)に関する取組

当社は、大学が保有する高度な研究シーズの社会実装を支援する専門機関として、デジタル技術を最大限に活用し、地域産業の競争力強化とイノベーションの創出に寄与します。

1. 経営ビジョン

当社は「デジタル技術とアカデミアの知見を融合し、地域産業の未来を切り拓く」ことをビジョンに掲げます。 2026年1月より静岡県産業振興財団のコーディネーターを拝命し、県内企業が抱える経営課題と大学の研究成果をデジタル基盤上で高精度にマッチングさせる役割を担っています。物理的な制約を超えた「知の循環」をデジタル変革(DX)によって加速させ、地域企業の持続的な成長を支援します。

2. DX戦略

ビジョン実現に向け、以下の3つの柱を軸にDXを推進します。

  • マッチングプロセスのデジタル化: 静岡県内企業のニーズと大学の研究シーズを構造化データとして集約し、最適な連携先を迅速に抽出する体制を構築します。
  • 高度専門知のナレッジシェア: 技術士などの専門資格やコーディネーターとしての活動から得られる知見をデジタル化し、コンサルティングの質を平準化・高度化します。
  • 地域密着型セキュリティ実装: 自社開発の「Hamamatsu Academic Bridge for Security」を通じ、産学連携における機密情報の安全な受け渡しをデジタル技術で保証します。

3. DX推進体制

代表取締役(公財)静岡県産業振興財団コーディネーター兼務)をDX推進責任者とし、専門知とデジタル活用を直結させた迅速な意思決定体制をとっています。

  • 責任者: 代表取締役
  • 体制: 各大学および産業振興財団との連携窓口にデジタルツールを導入し、外部ステークホルダーとシームレスな情報共有を行う「オープン・イノベーション推進体制」を整備してまいります。

4. IT環境の整備

戦略的なマッチングと業務効率化のため、以下の基盤を整備します。

  • セキュアな情報共有プラットフォーム: 大学の機密性の高い研究データや企業の課題情報を安全に管理するため、多要素認証を備えたクラウド基盤を活用します。
  • コミュニケーションのデジタル化: 財団、企業、大学間の調整を迅速化するため、Web会議システムやチャットツールを活用したリアルタイムな連携環境を標準化しています。

5. サイバーセキュリティ方針

産学連携の信頼性を担保するため、以下の指針を遵守します。

  • 情報セキュリティ基本方針の徹底: IPAの「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」に基づき、預かり資産である研究データの漏洩防止策を講じています。
  • 認定・宣言への対応: 「SECURITY ACTION(一つ星/二つ星)」の宣言を行い、社内のセキュリティ意識の向上と継続的な対策のアップデートを実施します。

6. 自己分析(DX推進指標による診断結果)

経済産業省の「DX推進指標」に基づき、定期的な自己診断を行っています。

  • 現状: 経営層がコーディネーターとして現場の課題を深く理解しており、デジタル活用の方向性は明確です。

今後の課題: 県内企業へのDX普及啓発も含め、自社のマッチングノウハウをより汎用的なデジタルサービスへと昇華させることで、さらなる地域貢献を目指します。